◆第29回NHKマイルC・G1(5月5日、東京競馬場・芝1600メートル)
アスコリピチェーノ(牝3歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)は、2着だった前走の桜花賞から中3週での参戦。これまでは最低でも2か月以上の間隔を空けていただけに詰まったローテーションへの対応がカギとなる。
だが、1週前追い切りでは美浦・Wコースを79秒4―11秒1の好タイムで駆け抜け、疲れを一切感じさせない抜群の伸びを見せた。黒岩調教師も「桜花賞のダメージも少なく回復状態も良かったので、1週前でしっかりやっていこうということで追い切りをしました。反応も良く、気持ちも高ぶることはなかったですし、操縦性も良かったです。現時点では、いいとお伝えできますよ」と自信をのぞかせる。2歳女王が2度目のG1制覇へ視界良好だ。