令和6年春の褒章で女性ジョッキーとして初めて黄綬褒章を受章した名古屋競馬所属の宮下瞳騎手(46)=竹口勝利厩舎=の「受章報告会」が5月1日、名古屋競馬場で6R終了後に行われた。
セレモニーにはジョッキーが勢ぞろいして祝福。壇上に立った宮下瞳騎手は「(受章の知らせを聞いて)正直、ビックリしましたし、私がもらっていいのかなと思いました。家族をはじめ関係者の皆様のおかげでいただけたと思います。本当にありがとうございます」と感謝の思いを口にした。
インタビュアーから2人の息子の反応を聞かれ、「子供はあんまり分かっていないのですけど、『すごい褒章だよ』と伝えたら喜んでくれました」。ジョッキーを続けて良かったと思うことは、「1着でゴール板を駆け抜けたとき、勝って子供が『おめでとう』と言ってくれたときが、やっていて良かったと思います」と語った。
「今後の人生プラン」についての質問には「せっかく復帰していただいた免許なので、けがをせず一日でも長く乗っていけたらいいなと思います。これからも応援をよろしくお願いします」。この日の5R(キクイチモンジ)で通算1218勝目を挙げたレジェンド女性ジョッキーは、これからも騎手、妻、母として奮闘を続けていく。