こんばんは、坂本です。今日は好天に恵まれた美浦トレセンからお届けします。
先週で日本ダービーが終わりましたが、息つく暇もなく今年の2歳戦が今週からスタートします。木曜日の朝に張り切って取材していると、記者の寮に帰る頃には左足に違和感が。脳裏には「ついに痛風発症か!?」「いや、尿酸値の薬を飲んで数値は下がっているはず…」といった悪夢のシナリオがよぎり、どうにも左足の親指あたりが痛みます。気が小さいのでト慌ててレセンにあるクリニックに駆け込むと、丁寧に診察をしていただき、もともと外反母趾(ぼし)がひどいこともあって、負担がかかって痛めたのではということでした。
とりあえずは痛み止めの薬と貼り薬を処方してもらいましたので、痛点に負担をかけないようにして取材に精を出したいと思います。姿勢の悪さの改善、そして毎度のことながら減量を指摘されて反省しきりであります。
そんなところで本題へいきましょう。今朝に取材した畠山厩舎の話題を。今週のデビューを予定していたウインアレース(牡、父ウインブライト、母ウインアルテミス)は、今週の追い切りの動きがひと息だったため、予定を白紙にして延ばすことになりました。松岡騎手が「体は良くなっているけど、怖がる面を見せたりしているので、精神的なところで、今の状態でレースに行ったらかわいそう」と言えば、畠山調教師も「先週できていたことができていなかったりしたので、もう少し乗り込んで」と説明。期待が大きいぶん、焦って使う必要はないという判断のようで、大きなトラブルではないのは何より。仕切り直して、納得のいく状態での初陣を願うばかりです。
そして新種牡馬の産駒が、もう一頭入厩してきています。マイネルラファール(牡、父ウインブライト、母クードヴァン)は、5月22日に入厩してきました。祖母はマイネヌーヴェルで、叔父に昨年の中山大障害を制したマイネルグロンがいる血統です。まずはゲート試験合格を目指して、畠山師は「雰囲気的にブライトと似ている。牧場で早い組で動けてきた組で、まずまずの動きをしてくれていますね」と評価。ゲート試験に合格して、特に問題がなければ、そのままデビューを目指していくことになりそうです。
ディラードテソーロ(牡、父フィエールマン、母ワイルドソース)は、5月29日に函館へ移動して、これから現地で永野騎手が調教をつけていくそうです。6月8日の函館新馬戦(芝1000M)を予定しています。そしてカスバートテソーロ(牝、父ゴールドアクター、母パテオドバテール)は、先週の取材よりもトーンが上がっています。「ゴールドアクター産駒で距離があっていいけど、素材的に楽しみ。牝馬でも馬格があって、性格も落ち着いている」と評価していました。まだデビュー戦は未定ですが、このまま調教を進めていくそうです。
またアドベントシーズン(牡、父サートゥルナーリア、母アカンサス)が、5月24日に入厩してきています。母は芝の中距離でオープンまで出世しました。母も手がけた畠山師は「牡馬ですが、小ぶりなところはお母さんに似ている。もっと目方は増えてくると思うし、血統的に頑張ってほしいと期待しています」と、まずはゲート試験合格を目指していくそうです。
そしてポッドバディ(牡、父ミスターメロディ、母ポッドシルビア)は、今週入厩してきたばかりです。同じ馬主さんで堅実味が光るポッドテオの半弟で、「種馬が替わって、こちらは脚長で背丈があって、ポッドテオと違う感じですね。適性はこれからやっていってからと思いますが、イメージ的にだいぶ(兄と)違いますね」と語っていました。
そしてラーナローザ(牝、父ドレフォン、母ラーナアズーラ)は、6月15日の函館新馬戦(牝馬限定、芝1200M)に丹内騎手で予定しています。「お母さんも預からせてもらって、ダートで走ってくれました。攻め馬はいい動きをしていますね」と評価していて、すでに函館へ移動しているとのことです。
それでは今日のところはこのへんで。