【函館5R・2歳新馬】北の大地で最初の新馬Vはヒデノブルースカイ 新種牡馬ナダル産駒の初勝利

高杉吏麒騎手騎乗のヒデノブルースカイ(左)がワイルドゴーアを直線半ばで競り落とす(カメラ・高橋 由二)
高杉吏麒騎手騎乗のヒデノブルースカイ(左)がワイルドゴーアを直線半ばで競り落とす(カメラ・高橋 由二)

 今年の函館競馬がついに幕を開けた。6月8日の函館5R・2歳新馬(芝1000メートル=11頭立て)は、1番人気のヒデノブルースカイ(牡2歳、栗東・梅田智之厩舎、父ナダル)がスピードの違いを見せて完勝した。勝ち時計は57秒6(良)。

 北の大地、最初の新馬戦は高杉吏麒騎手を背にしたヒデノブルースカイが勝利。ダッシュ良く飛び出し、先行するワイルドゴーア(2着、小林勝太騎手)に3コーナーで外から競りかけると、直線半ばで一騎打ちにピリオド。最後は2馬身引き離して初陣を飾った。新種牡馬のナダルは産駒初勝利。

 高杉騎手は「最初のコーナーで強引に入って後ろに迷惑をかけてしまい、危ない乗り方をしてしまって申し訳ない。厩舎がしっかり動ける状態に仕上げてくれました」と勝利にも笑顔はなかった。ルーキーにとっては、もちろん函館競馬場での初勝利。「安全な競馬を心がけたうえで結果を出せるように、これから気をつけていきたいです」と最後まで反省の言葉が並んだ。次走は馬の様子を見て決められる。

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