【POG】2億円ホースのエリキングが今週の京都でデビュー 陣営「調教での良さが実戦につながれば」

エリキング
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 2023年のセレクト1歳セールでサイバーエージェントの藤田晋オーナーが2億1000万円で落札したエリキング(牡2歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)が6月23日の新馬戦(京都競馬場・芝1800メートル)で待望のデビューを迎える。

 豪州で4勝を挙げ、2018年BRCクイーンズランドオークス・G1(芝2200メートル)を制したヤングスターを母に持つ。12日に栗東・CWコースで行われた1週前追い切りでは川田将雅騎手=栗東・フリー=が手綱を執り、ロードプレジール(6歳3勝クラス)を2馬身追走。6ハロン82秒8―11秒2をマークし、強めに追われた古馬を相手に馬なりの楽な手応えで1馬身先着し、素質の高さを感じさせた。

 今週の栗東・坂路でも53秒6―11秒9と目を引く伸び脚。福永助手は「これまで順調に乗り込みを進めて、追い切りでは水準くらいの時計で動けている。調教でみせる良さが実戦につながれば」と期待する。

 今年は例年の阪神ではなく、京都での施行となるが、宝塚記念当日に開催される芝1800メートルの新馬戦は素質馬が多く集まる出世レースと言われる。中内田厩舎で2017年の朝日杯FS・G1を制したダノンプレミアム(牡、父ディープインパクト)も勝ち馬の一頭。先輩に続き、同世代の出世頭となれるか注目が集まる。

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