【こちら日高支局です・古谷剛彦】「1歳馬品評会」クナウの2023が最優秀賞に輝く セールでも注目

クナウの2023
クナウの2023
ディープビヨンドの2023
ディープビヨンドの2023

 平取町軽種馬生産振興会が主催する「第52回1歳馬品評会」が、17日に行われた。コロナ禍で20年から22年まで休止していたが、昨年から再開された。

 今後のセールに上場される馬を含め、平取産の9頭が出陳された。JRA日高育成牧場の浮島理場長や北海道調騎会会長を務める角川秀樹調教師など審査員を務めたほか、JRA札幌競馬場の植田嘉奈子場長も特別審査員で来場された。各牧場を巡回し、馬体のみならず、手入れや曳(ひ)き手と馬とのコンタクトなどをチェック。審査員だけでなく、来場された平取の関係者なども真剣な眼差しで若駒を見つめていた。

 最優秀賞は、北島牧場生産のクナウの2023(牝、父ダノンスマッシュ)が輝いた。銀賞は、北島牧場生産のディープビヨンドの2023(牝、父ダノンスマッシュ)、銅賞は船越伸也牧場生産のプレアヴィヒアの2023(牝、父タワーオブロンドン)がそれぞれ受賞。ディープビヨンドの2023は、ベストターンドアウト賞にも選ばれた。また、JRA特別賞(牝馬賞)には、コアレススタッド生産のブライティアスワンの2023(牝、父キセキ)が選出された。

 新種牡馬の産駒を見比べたり、他の牧場の飼育管理を見るのも貴重な体験であり、勉強になる。7月以降はセールの季節となるが、品評会に出陳された馬が高額取引されるケースも少なくない。多くの人を前に、堂々とした馬や扱う人の技術は、セールでは確実に目を引く。品評会に出陳された馬たちがセールに上場された際は注目したい。(競馬ライター)

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