【プロキオンS・玉木の特注馬】前走から調教パターン変えたブラックアーメット 1週前は自己ベスト更新

ブラックアーメット
ブラックアーメット

◆第29回プロキオンS・G3(7月7日、小倉・ダート1700メートル)

 ブラックアーメット(牡6歳、栗東・角田晃一厩舎、父ブラックタイド)が進化している。折り合いに課題があった馬だが、前走(吾妻小富士S)は外めの枠で終始、2~3頭ぶん外を回り、4角でも大外を回して直線で突き抜けてみせた。覆面を外したことで、反応も良くなっていた。

 6月27日の1週前追い切りは、栗東・CWコースを単走で6ハロン76秒9―12秒5。5分どころを回って、パワフルな脚さばきで同日の一番時計をマークし、前走時の1週前追い切りで記録した自己ベストを、さらに0秒9更新した。角田調教師は「見てる感じはそうでもなかったけど、時計は出たね。これまではかかるからやらなかったけど、前走時から一杯にやるようにしてパターンを変えた。それで休み明けでも結果が出たからね」とポイントを挙げる。小回り1700メートルはベスト。内枠を引けば前走以上のパフォーマンスが期待できる。(玉木 宏征)

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