【プロキオンS】ヤマニンウルスは57秒4と遅い時計も斉藤崇調教師に不安なし「問題なく調整できました」

坂路で追い切ったヤマニンウルス(手前)
坂路で追い切ったヤマニンウルス(手前)

◆第29回プロキオンS・G3(7月7日、小倉競馬場・ダート1700メートル)追い切り=7月3日、栗東トレセン

 無傷5連勝での初タイトルを目指すヤマニンウルス(牡4歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ジャスタウェイ)は、半弟のヤマニンアルリフラ(3歳未勝利)を坂路で追走。序盤からゆったりと入り、最後に軽く促す程度で馬体を並べる形でゴールした。

 全体時計は57秒4と非常に遅く、斉藤崇調教師は「1秒から1秒半遅かったですね」と話したが、もともと56秒前後を予定していたソフト調整。「後ろで我慢して、飛び出そうとせず、最後はやる気を見せていました。問題なく調整できました」とトレーナーは納得の表情を浮かべた。5月中旬から坂路のみで、速い時計は15本目。十分に乗り込み、初の重賞へ挑む。

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