日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2024(主催・一般社団法人日本競走馬協会)が7月8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕した。初日は昨年生まれた1歳馬のセールで、午前10時にスタートした。
上場番号107番の「リリーオブザヴァレーの2023」(牡、父ロードカナロア)は1億9000万円で落札された。母は10年の仏G1のオペラ賞を勝利。半兄に16年の青葉賞・G2を勝ったヴァンキッシュラン。購買者はベラジオオペラを所有する林田祥来氏。
林田祥来氏「セレクトセールは初めて参加しましたが、すべてに圧倒されています。会場に足を踏み入れた瞬間から、すごく緊張しています。(予算的に)ギリギリのラインだったので、うれしいし幸せです。ハラハラしながら、これ以上(値段が)上がらないでくれと。一目ぼれですね。上村先生(調教師)もすすめてくれて。(ベラジオオペラと同じ、ロード)カナロア産駒には引きつけられますね。もちろん目指すのはクラシックです」