◆第72回中京記念・G3(7月21日、小倉競馬場・芝1800メートル)
ニホンピロキーフ(牡4歳、栗東・大橋勇樹厩舎、父キタサンブラック)が得意の小倉で巻き返す。3番人気に支持された前走の鳴尾記念は12着に終わったが、8枠13番からポジションを取りに行き、折り合いを欠いたうえに道中は終始、外を回る形に。敗因ははっきりしている。
今回は1ハロンの距離短縮。2走前のマイラーズCでは、セリフォス(2着)と0秒1差の3着とG1ウィナーと僅差の戦いに持ち込んでおり、ここで上位争いできる力は示している。
小回り、直線が平坦な小倉はで3戦3勝と抜群の相性を誇るだけに初タイトルのチャンス十分。2年目の田口貫太騎手=栗東・大橋勇樹厩舎=がJRA重賞初制覇を飾れるかにも注目だ。(戸田 和彦)