熱いぞ越後(栗東)

高橋亮厩舎の良血、ラージギャラリー
高橋亮厩舎の良血、ラージギャラリー

 こんにちは、山本です。本日はやって来ましたよ、新潟競馬場です。関西圏が「お休み」の今週、お手伝いで参戦です。ではでは、早速行ってみましょうか♪

 さて、今日は忙しそうなので、この前振りを書いているのは競馬場への到着直後。来て早々に直線コースをナマで見て、思った以上に記者席からスタート地点が遠いことに驚き、新鮮な気持ちになっていますが、競馬場での出来事に関しては来週の更新分にて。もちろん、前振りで処理します。

 で、ワタクシは野球担当などをしていたこともあり、日本中の色々な県に行かせてもらっています。ただ、新潟は未到の地。今回はプライベートも含めて、初の訪問です。実はこれで行ってない県はあと5つとなりました。未到の県は意外に本州の真ん中の方に集まったりしています。ただ一つ、違う場所にあるのが福島県。当然のことながら、福島競馬場にも行ったことがないのです。今回の新潟訪問で、JRA競馬場の完全制覇にリーチ。とはいえ、福島競馬場に行く機会って、仕事ではかなり困難なんですよねぇ。

 ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 明日は新潟の前半戦が熱いです。1Rの未勝利はいいメンバーが集まりましたね。まずは初戦2着のアーリントンロウ(牡、父タワーオブロンドン)。松下調教師は「一度使って、良くなっている。動きが全然違います。初戦も内容が良くて、調教より競馬の方が良かったです」とかなりの上積みを感じ取っているようです。

 血統的にも注目はダノンブランニュー(牡、父ミッキーアイル)でしょう。半姉に2冠牝馬のスターズオンアースがいます。初戦は惜しい2着。「前走よりちょっといい感じ。活気はあるし、動きもいいよ。乗り難しさもないし、体つきもいい」と福永調教師も上積みに対する手応えがかなり高そうで、個人的には非常に注目しています。

 その福永厩舎は新潟4Rに、こちらも血統馬のルージュレアリーズ(牝、父レイデオロ、母ラストグルーヴ)が初陣を迎えます。兄に重賞勝ち馬のレッドモンレーヴがいますね。こちらは宝塚記念デーの芝1800を当初は予定していたため、仕切り直しの今回は中間ソフトな仕上げです。「今週はもっと伸ばしたかったけど、先週もやっているしね。(中間感じていた)ハミに頼るような面は直った。体調はいいよ」とのこと。正直、前回のデビューへ向けた調整の方がトーンは高かったかなという気はしますが、順調にここ目標のメニューは消化。どんな競馬をするのか、注目したいところです。

 そして、要注目は3Rの新馬です。まずは斉藤崇厩舎のディアナザール(牡、父ロードカナロア、母ドナウブルー)。こちらは1週前のCWコースでの調教が目を引きました。「フットワークがいいし、素軽いですよ。元々、いいモノを持っているなと思っていましたが、やっぱり良くなってきたなという感じですね」と斉藤崇調教師は説明します。個人的には話を聞くたびに、手応えが深まっているような感じを受けています。

 続いては高橋亮厩舎の良血、ラージギャラリー(牝、父American Pharoah、母Scarlet Color)です。小倉の予定が延びての初陣ですが、「いい状態で出せそうです」と喜多助手は太鼓判。特に今週の調教で4ハロン追いながらもラスト1ハロンで10秒9が出たことを高く評価していましたね。「ラスト1ハロンで10秒台というのは、素質がないと出ない数字。これなら外回りの切れ勝負でも対応してくれないかと思います」と語っていました。そして、同じ高橋亮厩舎でこちらも評価が高いマテンロウブレイブ(牡、父ナダル、母プリモンディアル)は中京2週目の芝1400メートルでのデビューが決まったようです。

 続いては矢作厩舎のオンザムーブ(牡、父モーリス、母ハヴユーゴーンアウェイ)。こちらはゲート試験合格後、そのまま在厩で調整を進めてきました。「フットワークの大きなタイプで、1800メートルはいいと思います。あとはどれぐらい、勝負どころで反応できるか。先々は走ってくる馬だとは思いますけどね」と荒木助手。まぁ、何度も書いているように初戦からガッツリは仕上げない矢作厩舎ですが、最近はその中でも新馬勝ちの馬が増えてきている印象があります。

 最後に清水久厩舎のモルティフレーバー(牝、父キタサンブラック、母チャイマックス)。この厩舎でキタサンブラック産駒です。この馬もゲート合格後、そのまま調整を進められましたね。「何も言うことないですね。何より動けていますし、ブラックの牝馬はテンションの高いところはありますが、この馬はやっていっても問題ありません。慌ただしく走らせるよりは、ゆったり走らせたいのでこの距離へ」と清水久調教師は説明。本当にCWコースを中心に、動きがいいんですよ。だから、ずっと話を聞いてきたんですけどね。

 その清水久厩舎にはアルジャンナ、コマンドラインの下になるストンプ(牝、父ドゥラメンテ、母コンドコマンド)が栗東に入っていました。現在は放牧に出されたんですが、「能力は感じますよ。ちょっと気性的に鎮めるために一度放牧に出しましたが、身のこなしなんかはいいですね」と感触はいいんです。うまくガス抜きして、栗東に戻ってくれば面白いかもしれません。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

札幌9R・7アドマイヤテラ(ここ2走は内が残る競馬で、大外を回る厳しい形。立て直し、自己条件なら好戦必至)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

新潟7R・16ディヴィナシオン(まともにに詰まった2走前は明らかに脚がありそうだった。適性高い)

札幌2R・5ウィスピースノー(流れひとつ。脚は十分に持っている)

札幌8R・4セントキルダ(連闘策で適距離への投入が怖い)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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