一気に中京から(栗東)

中京でデビュー予定のラヴェンデル
中京でデビュー予定のラヴェンデル

 こんにちは、山本です。水曜に更新するはずが、木曜になってしまった栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、先週末の更新でも書いたように初体験の新潟。飲み屋街にも出向きましたし、もちろん競馬場も色々と探索。最後はラストイヤーの音無調教師の重賞制覇を目の前で見て、ホッとひと息の出張となりました。

 競馬では純粋に外回りの直線の長さには驚きました。新潟って、記者席が結構ゴール板近くにあるんですよね。しかも、外回りの直線入り口の向こうに直線競馬の入り口があるじゃないですか。あれが余計に奥行きを感じさせる。で、その直線競馬は各馬がどんどん迫ってくるような感覚がたまらない。ただ、ひとつねぇ…。実はアイビスSDは原稿執筆があるから無理なんですが、先週あったもう一つの直線競馬、土曜11Rをグラウンドレベルで見たかったんですよ。多少は仕事を忘れて、迫力を味わいたいなと。ところが、9Rの新潟ジャンプSで小牧加Jが重賞初制覇。急きょ、結構な原稿がいることになり、11Rを楽しむ余裕なんてなかった。悔やまれます。

 そうそう、新潟の変則日程も体感したんですが、パラレルワールドというか、時間軸が違うってこんなにも変な感覚になるのか、という感じ。5Rと6Rの間のレースがない3時間半、競馬場では経験したことがないほどの中だるみ状態が半端ない。とはいえ、競馬場内どこに行っても人の列。ターフィーショップに入るのに30分近くかかるなんて記憶にありません。で、結局ダラダラと札幌の馬券を買ってしまう→当たるワケないってな感じ。来年以降、この変則日程はどうなるんだろうな。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も栗東からの情報を中心にお伝えしていきましょう。

 まずは須貝調教師。ジェゼロなど今週のデビュー組については週末お伝えするとして、先週の札幌では期待のアルテヴェローチェ(牡、父モーリス)がしっかりとデビュー勝ち。「期待通りに勝ってくれた。いい内容だったと思う」とのことで、今後は状態を見ながら慎重に決めていくとのことです。来週の札幌芝1500メートルではクリノメイ(牝、父オルフェーヴル、母クリノエリザベス)が佐々木Jでデビュー。「気性的に真面目で、走りも徐々に良くなってきた。いいと思うよ」と手応えをつかんでいます。あと、ソダシの半弟になるエスタア(牡、父モーリス、母ブチコ)は「もう少し乗り込んでから考えていきたい」と今は栗東で土台をしっかりと作っているところですね。

 続いては高橋康厩舎。小倉の新馬を勝ったスリールミニョン(牝、父ミスターメロディ)は新潟2歳Sへ向かうことになりました。鞍上はこの馬の名付け親でもある永島J。初戦は6ハロンで勝ちましたが、ゆったりとした距離を走らせたいようですね。今週のダリア賞に出走するサニーサルサ(牝、父マインドユアビスケッツ)は新潟2歳Sに転戦する予定はなさそうで、ここ勝負という感じですね。詳しくは週末に。

 杉山晴厩舎ではトルストイ(牡、父サートゥルナーリア、母ジェラシー)が入ってきました。ワタクシが好きなグレースアドマイヤ系の一族で、血統的もに楽しみ。現時点では8月25日の中京芝2000メートル、団野Jで目標にしていきたいとのことですが、「オク手のタイプっぽいので、やりながら慎重に見ていきたい」と杉山晴調教師は話していました。確かに、この一族は全体的に成長曲線が緩やかです。その杉山晴厩舎には昨日、ロードデルレイの下になるロードアルディート(牡、父ドゥラメンテ、母デルフィーノ)とエルトンバローズの弟になるジェントルバローズ(牡、父ロジャーバローズ、母ショウナンカラット)が入ってきています。

 最後に吉村厩舎。3頭が中京で新馬デビュー予定です。8月17日の芝1400メートルに川田Jでラヴェンデル(牝、父キンシャサノキセキ、母ザナ)、18日の芝1600メートルに和田竜Jでエンジェルトリガー(牝、父リアルスティール、母パイオニアプライド)、さらに24日の芝1600メートルに和田竜Jでシティオブロンドン(牡、父タワーオブロンドン、母メトロポール)です。ラヴェンデルは今年の中山牝馬Sを制したコンクシェルの妹。「良さそうですよ。重賞ウイナーの下ですし、キンシャサの子供だなという感じのいい馬です」と吉村調教師。また、シティオブロンドンは自ら手がけた母の子供ですね。「育成からの評価も高かった馬。気性も素直で楽しみです」と期待していました。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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