◆第60回CBC賞・G3(8月18日、中京・芝1200メートル、ハンデ)
今春に栗東・安田隆行厩舎が解散し、アグリ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父カラヴァッジオ)が転厩初戦を迎える。2月24日のサウジアラビアの1351ターフスプリント(6着)以来、約半年ぶりの実戦。杉山晴調教師は「疲れがたまっていたので、オーバーホールしました」と説明する。
8月7日の1週前追い切りは、栗東・坂路で新コンビの西村淳也騎手を背に52秒4―12秒0をマーク。自己ベストは49秒8だけに時計面で物足りず、格下を追走して遅れたが、残り100メートルぐらいまでは躍動感があった。トレーナーは「手探りですが、気になるところはありません。スプリンターズS(9月29日、中山・芝1200メートル)に向けて、内容のある競馬を」と気を引き締める。芝1200メートルのスプリント重賞では、G1を除けば2戦とも2着と安定。最終追い切りのゴール前の脚いろに注目したい。(玉木 宏征)