◆第60回札幌記念・G2(8月18日、札幌・芝2000メートル)
重賞2勝のノースブリッジ(牡6歳、美浦・奥村武調教師、父モーリス)が、ついに完成期を迎えようとしている。
8月7日の1週前追い切りは、岩田康誠騎手を背に美浦・Wコースで5ハロン66秒1―11秒2をマーク。直線で一杯に追われると、5馬身ほど先行した僚馬を並ぶ間もなく交わし去る素晴らしい伸びを披露した。岩田康騎手も「以前までは直線で前と後ろのバランスがばらけるところがあったが、直線でもすごくいいフォームで走れるようになって、バランスが良くなってきた」と手応え十分。「今年こそは秋の大きいところを狙いたい」と、G1タイトルを見据えていた。
前走の香港・クイーンエリザベス2世Cでは、稍重のシャティン競馬場という日本馬にとってはかなりタフなコンディションで3着と好走。洋芝適性の高さは疑いようがない。スーパーG2と評判の札幌記念を制し、G1戦線でも大暴れだ。