こんにちは、山本です。ついにやって来ましたよ、函館です。2年ぶりの出張を楽しみにしていました。早速、パッチパチといきますか。
さて、今回は着く前に色々とありました。まずは出発前日の11日。毎年恒例、夏の甲子園観戦です。報徳学園のまさかの敗戦などがありましたが、すべての試合が締まった好ゲーム。とはいえ、ホントに暑かった。相変わらず、第一試合からアルコールを注ぎ込んでいるワタクシたちも悪いのですが、汗で日焼け止めが落ちているのをすっかり忘れたため、顔は真っ黒。ちなみに、このネット裏で我がドラ1のカムニャックのレースはしっかりチェックしましたよ。便利な世の中になったものです。いや~、強かった。この馬については近日中に。
で、打ち上げの飲み会でした。翌日の函館行きの飛行機が台風で飛ばないかもしれない、とメールが。嵐なんて信じられない空のもと、一日を過ごしたのに、突然の知らせです。陸路も台風の影響は必至だし、それよりも世間はお盆で電車も空いているかどうか。結局、不安を打ち消すように飲み続けました。体に気だるさが残る翌朝になっても「天候調査」という状態で出発が確定しないままに空港へ。まぁ、こうやって書けてはいるということで、飛行機は多少の遅れで着いたのですが、仕事に穴をあけるかもというヒヤヒヤは久しぶり。気を引き締めます。
ということで、そろそろ本題へ。今日もナマ情報を、といきたいのですが、この時期の「裏ハコ」は例年、ホントに2歳馬が少ない。いやね、今日もちゃんと取材しているんですよ。けど、今日は先週の取材で書けなかったことが多々あるので、触れていきたいと思います。
まずは高橋亮厩舎です。陣営の高い期待をお伝えしてきたマテンロウブレイブ(牡、父ナダル、母プリモンディアル)は今週の芝1400メートルでのデビューを予定していましたが、延期することになりました。「ゲートで少し時間がかかって、トモに疲れもあるからね。時計も悪くないけど、距離ももっとあった方がいいような気がする」と高橋亮調教師は現状を説明。この馬は取材のたびにいい感触でしたし、今回も万全の態勢でという感じが伝わるトーン。また、帰ってくる時を待ちたいと思います。
続いては斉藤崇厩舎。デビューへ向けた調整を続けていたデュジャック(牡、父ロードカナロア、母ジュエルメーカー)、マイベストダンサー(牝、父バゴ、母ハピネスダンサー)は一度、放牧に出され、立て直されることになりました。ヤマニンシュラ(牡、父ダイワメジャー、母ヤマニンアタシャン)は31日の中京ダート1400を団野Jで予定。「ゲートを出した時のダートの走りが良かったので」とトレーナーは説明していました。あと、新馬を勝っているポートデラメール(牝、父ナダル、母ジュベルアリ)は小倉2歳Sへ向かうとのこと。こちらは兄のアルナシームときょうだい重賞制覇を狙うことになります。
寺島厩舎では来週の中京芝マイルでダノンカゼルタ(牡、父サートゥルナーリア、母カゼルタ)が西塚Jでデビューします。セレクト1・4億円馬ですが、やっぱり評価高いです。「(先週の)併せ馬で本当にいい動きでした。まだ太いということはありますが、乗った時の立ち振る舞いは本当にいいモノがある。乗り味や走り方はいい馬ですよ」と寺島調教師は説明します。あと、翌週の中京芝2000には従兄弟にレイデオロなどがいるサマーナイト(牡、父ルーラーシップ、母ガールオンファイア)が和田竜Jでスタンバイしています。6月の京都で新馬を勝ったハッピーマン(牡、父ダノンレジェンド、母ベルミュール)はヤマボウシ賞へ行きます。
最後に福永厩舎。先日の更新で8月のデビュー予定については書きましたが、9月の中京デビューを予定候補について、福永師が名前を挙げていました。ゾンニッヒの下になるチムグクル(牡、父ラブリーデイ、母エンドレスノット)、ディナン(牡、父ナダル、母サンソヴール)、オークス馬の母を持つスライビングロード(牝、父レイデオロ、母ダイワエルシエーロ)、レインオンミー(牡、父リアルスティール、母アルマリンピア)、ランフォーヴァウ(牡、父ロードカナロア、母キネオダンサー)あたりでしょうか。デビュー予備軍、結構控えています。あまり、名前を出したことなかったけど、ディナンなどは「いい馬やで」とよく名前が出てくる存在ですよ。
ということで、函館感のない今日はここまで、また明日です。ではでは