◆第44回新潟2歳S・G3(8月25日、新潟競馬場・芝1600メートル)
7月13日の小倉の新馬戦を勝ったマジカルフェアリー(牝2歳、栗東・寺島良厩舎、父サートゥルナーリア)は、1週前の15日の追い切りは栗東・CWコースで併せ馬を行い、6ハロン81秒7―11秒7をマークした。騎乗した寺島調教師は「内を回った分、時計は速くなったけど、無理をしていないし、相手も動いてくれたからね」と納得の表情だった。暑い時期に牝馬で、これだけやれているのだから具合もよさそうだ。
初戦はラスト2ハロンが11秒9―11秒4の加速ラップを差し切った。「本数がまだ少ないなかで1周回る競馬がどうかと思ったけど、結果を出してくれた」と手応えをつかんだ。舞台は新潟の外回りに替わるが、「ゆったりした流れの新潟もいいと思う。もたついても直線が長いですからね。一度使ってハリもよくなってきた」とトレーナー。長い直線で持ち前の瞬発力を生かしたいところだ。