JRA海外馬券発売対象レースのアイリッシュチャンピオンS・G1(9月14日、アイルランド・レパーズタウン競馬場・芝2000メートル)に出走予定のシンエンペラー(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)が現地時間9月3日、滞在しているフランス・シャンティイのエーグル調教場で追い切りを行った。
この日は全兄で2020年の凱旋門賞馬、ソットサスの主戦を務めたCデムーロ騎手が騎乗(レースは坂井瑠星騎手)。芝周回コースで帯同馬のラファミリア(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父レイデオロ)と6ハロンの併せ馬を行った。Cデムーロ騎手は「追い出してからの反応は良かったですし、こちらの芝は合うと思います。物見をしたりするところなど、ソットサスに似ている部分がありますね」と評価。次戦に予定する凱旋門賞・仏G1(10月6日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)へ向けても、頼もしい言葉が聞かれた。
遠征に帯同している岡助手も「Cデムーロ騎手から、こちらの馬場は合いそうとの話を聞けて、良かったです。状態としてはまだ上積みの余地があるので、アイリッシュチャンピオンステークスをステップに、本番の凱旋門賞に向けて、調子を上げていければと思います」と先を見据えていた。