9月7日の中京5R・2歳新馬(芝1600メートル=8頭立て)は単勝5番人気だったタイセイカレント(牡、栗東・矢作芳人厩舎、父モーリス)が鮮やかに逃げ切った。なお、単勝1番人気だったベイリークロア(牡、栗東・大久保龍志厩舎、父エピファネイア)は2番手から前をとらえられずに2着だった。勝ち時計は1分36秒5(良)。
発馬で楽に先手を奪うと、前半5ハロン62秒6のスローペースに落とす。余力十分に迎えた直線ではベイリークロアも追ってきたが、最後までしっかりとした脚を維持したまま、危なげない2馬身差の完勝だった。
騎乗した西村淳也騎手は「優等生ですね。言うことなかったです」と納得の表情。矢作調教師は「芝に行って、調教以上の良さが出た。モーリスに似ていて、当歳のミックスセールの後に初めて見た時、衝撃的にいい馬でした。まだ(調教が)1本足りないぐらいでしたし、これからが楽しみです」と笑顔を浮かべていた。