【府中牝馬S】マスクトディーヴァは坂路で先着も陣営は慎重 辻野調教師「正直物足りなさは感じる」

◆第72回府中牝馬S・G2(10月14日、東京競馬場・芝1800メートル、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)追い切り=10月9日、栗東トレセン

 昨年のローズS、今年の阪神牝馬Sを制したマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)は、坂路をしっかりとした脚どりで駆け上がった。

 馬なりで55秒1―12秒8。フェルンマンボ(5歳1勝クラス)と併せ、わずかに先着した。辻野調教師は「馬場が良くなかったのもあるが、正直物足りなさは感じる。手前を替えきれていないところがあり、一回使えば上がってくるとは思うが、今回は次を考えてのつくりにはなる」と冷静に分析する。

 先を見据えた仕上げでも、重賞2勝、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着と能力は折り紙付き。1800メートルは2戦2勝の得意距離で、昨年のローズSは1分43秒0のJRAレコードで制した。「去年の秋からだいぶ馬が良くなった。去年の秋、今年の春と獲れなかったG1タイトルを何とか取りたい」とトレーナーは闘志を燃やす。秋初戦で好スタートを切る。

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