【府中牝馬S】実績馬ハーパーは完全休養経て復活の兆し 友道調教師「ようやく動けるように」

坂路を駆け上がるハーパー
坂路を駆け上がるハーパー

◆第72回アイルランドトロフィー府中牝馬S・G2(10月14日、東京競馬場・芝1800メートル、1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)=10月8日、栗東トレセン

 大阪杯13着、ヴィクトリアマイル15着からの巻き返しを期すハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が夏場の休養を経て復活の兆しを見せている。

 前走のヴィクトリアマイル後は放牧に出され、夏の期間を完全休養に充てて立て直してきた。友道調教師は「(3走前の)有馬記念、大阪杯を使って精神的、肉体的なダメージがあった。今年の春は調教でも(この馬)らしさがなかったけど、ここにきてようやく動けるようになってきた」と良化を感じ取る。

 ここ3戦は思うようなレースができていないが、3歳時は桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着、エリザベス女王杯3着とG1の舞台で安定した成績を残した実績馬。トレーナーは「距離は1800メートルの方がいいし、直線が長い東京もいいと思う。牝馬のG2ならなんとか」と復活に期待する。最終追い切りには武豊騎手が騎乗する予定。本来の実力を発揮し、本番のG1へ勢いをつける。

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