◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)=10月8日、美浦トレセン
今年のフローラSを制したアドマイヤベル(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎、父スワーヴリチャード)が、パワーアップした姿で最後の牝馬1冠を迎えようとしている。
この日は坂路を68秒2―16秒5で流した後、プールで調整。加藤征調教師は「今、508キロくらい(前走のオークスは484キロ)。でかくなったけど、太ってないよ。スラッとしているね」と成長に目を細めた。
オークスは9着に敗れたが「距離もあるけど、前に壁をつくれなかったのがすべてだね。少し逃げ気味になるから(秋華賞の)右回りはいいし、コーナーごとに息が入るのもいいと思う」と巻き返しに自信をのぞかせた。約5か月ぶりの実戦にも「一回一回、力を出せるタイプだから」とキッパリ。長距離輸送を克服して、G1タイトルをつかみとる。