◆第72回府中牝馬S・G2(10月14日、東京競馬場・芝1800メートル)
第72回府中牝馬S・G2(14日、東京=1着馬にエリザベス女王杯への優先出走権)で、フィアスプライドが、6歳馬として初の勝利を目指す。
前走の安田記念は香港から参戦のロマンチックウォリアーをはじめ、強力メンバー相手に直線で先頭をうかがうシーンがあるなど7着でも見せ場をつくった。2走前のヴィクトリアマイルでは2着。年齢を重ねて円熟味を増した愛馬に、国枝調教師は「順調だし、力を出せる状態にはあるよ」と手応えを口にする。
昨年のターコイズSに続く2つめの重賞タイトルへ視界は良好。8日は美浦・坂路を1本パワフルに登坂し、調整を終えた。トレーナーは「最近はマイルを使っているけど、昨年は4着だし、1ハロン延びても何の問題もないよ。あとはミルコ(デムーロ騎手)に頑張ってもらいます」と16年(クイーンズリング)、昨年(ディヴィーナ)Vの鞍上にも期待していた。
◆6歳以上は未勝利 昨年までの71回で延べ75頭が出走したが、【03369】で勝ち馬は出ていない。3着以内の6頭で、97年2着のグロリーシャルマン(5番人気)が唯一の7歳馬。他は6歳馬で10年のセラフィックロンプ(14番人気)、19年のフロンテアクイーン(9番人気)が2着。96年のグロリーシャルマン(12番人気)、14年ホエールキャプチャ(2番人気)、16年スマートレイアー(1番人気)が3着。