今年の皐月賞馬で、天皇賞秋・G1(10月27日、東京競馬場・芝2000メートル)での復帰を目指していたジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キズナ)が右前浅屈腱炎を発症したことが分かった。JRAが10月11日、発表した。今後9か月以上の休養を要する見込み。
同馬は昨年11月にデビューV後、今年の2月の共同通信杯で重賞初制覇。続く皐月賞では接戦を制し、牡馬クラシック初戦を制した。レースが行われた週の4月10日に亡くなった藤岡康太さんが同馬の調教をつけていた。無敗2冠を狙った日本ダービーは惜敗の2着で、デビューからの連勝は3でストップ。その後は北海道で英気を養い、先月15日から天皇賞・秋への調整を再開していた。
今後は北海道へ戻り、治療を行う方針。友道調教師は「天皇賞に向けて、2週前追い切りまで順調に行っていましたが、その後に脚元がモヤッとしました。残念です」と語った。