【天皇賞・秋】ホウオウビスケッツは充実一途 奥村武調教師「ここに来ての成長度合いを見ると期待してしまう」

Wコースで追い切ったホウオウビスケッツ(右)。左はホウオウノーサイド(カメラ・荒牧 徹)
Wコースで追い切ったホウオウビスケッツ(右)。左はホウオウノーサイド(カメラ・荒牧 徹)

◆第170回天皇賞・秋・G1(10月27日、東京・芝2000メートル)=追い切り、10月23日、美浦トレセン

 2走前の函館記念を勝ち、前走の毎日王冠では2着に粘ったホウオウビスケッツ(牡4歳、美浦・奥村武厩舎、父マインドユアビスケッツ)が、確かな上昇カーブを描いている。

 最終追い切りは美浦・Wコースでホウオウノーサイド(5歳オープン)を追走し、6ハロン82秒8―11秒4。直線は手綱を少し緩めただけで、一気に加速。僚馬を突き放し、状態の良さがうかがえる内容だった。奥村武調教師は「G1なので手控え過ぎずに、ちゃんと攻めていこうと思っていました。競馬を使いながら良くなっていくタイプ。中2週をあえて使ったのでいい方向に向いていると思います」と理想通りの調整過程にうなずく。「クラシックあたりから期待が高かった馬。どこで成長してくるのかと楽しみにしていたが、ようやくこちらが思っているように力を出せるようになった。簡単な相手ではないですが、ここに来ての成長度合いを見ると期待してしまう」。充実著しい4歳馬の背中に厩舎のG1初制覇を託す。

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