【アルテミスS】ショウナンザナドゥが初タイトルへ好仕上がり 松下調教師「舞台設定は合うと思う」

ショウナンザナドゥ
ショウナンザナドゥ

◆第13回アルテミスS・G3(10月26日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=10月23日、栗東トレセン

 デビュー2戦目を2着に5馬身差をつけ圧勝したショウナンザナドゥ(牝2歳、栗東・松下武士厩舎、父キズナ)は坂路を軽快に駆け上がり、好仕上がりをアピールした。

 単走で53秒2―12秒5を計時。小刻みなフットワークで入り、ラストで手綱を強く押されると反応良く加速し、鋭く脚を伸ばした。松下調教師は「いつも通りの動きで、順調にきています」と納得の表情を浮かべた。1週前追い切りは池添謙一騎手が騎乗し、CWコースで80秒5―11秒3の好時計で追走先着。十分な負荷がかけられている。

 デビュー戦、2戦目ともにメンバー最速の上がりタイムを記録。直線が長い東京コースは、武器である末脚がより生きる。「長くいい脚を使えるタイプ。舞台設定はいいと思います。昇級でメンバーがそろう一戦ですが、ここでいい競馬ができれば楽しみ」とトレーナーは力を込める。半姉ミアネーロはフラワーCを制し、紫苑S2着の実績を持つ。22年のセレクトセールで1億8500万円の値がついた素質馬が、初タイトルをつかみ来春の牝馬クラシックの主役に躍り出る。

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