【天皇賞(秋)】大上賢一郎の見解 本命はこのメンバー相手でも互角以上に戦えるあの馬

レーベンスティール(カメラ・荒牧 徹)
レーベンスティール(カメラ・荒牧 徹)

 【東京11R・天皇賞(秋)】最初のコーナーまでが約130メートルと短く、外枠不利が東京2000メートル戦の常識。ただ、ルメール騎手の会見では興味深いコメントが…。「外の馬は内に入りたいし、内の馬は外に出したいですから、真ん中(の枠)にいたら気をつけないといけないですね―」。おそらくこれは22年のレースを指す。

 コンビを組んだ7番枠のイクイノックスは、2コーナーの入りでパンサラッサ、ジャックドール、ノースブリッジ、バビットの逃げ争いに進路を塞がれ、ポジションを下げた。前に行きたい馬が内~外枠に散った今年も、まずはスタートから10秒が序盤のカギになる。

 レーベンスティールが本命。14番枠は、前で運びたい隣のシルトホルンに合わせて動けばストレスなく位置が取れる並びと考えた。

オールカマーを制したレーベンスティール(カメラ・池内 雅彦)
オールカマーを制したレーベンスティール(カメラ・池内 雅彦)

 この馬のベストレースといえばエプソムC。レース中に舌を切って出血し、11着と大敗した新潟大賞典から中4週、59キロを背負ってコースレコードに0秒6差と迫る1分44秒7での差し切りVには、底知れない強さを感じた。2000メートルへの投入、58キロは歓迎材料で、現在の充実度を加味すれば、このメンバー相手でも互角以上に戦えるとジャッジした。馬連(14)―(12)(1)(7)(6)(10)(11)(9)(4)。(大上 賢一郎)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル