【東スポ杯2歳S】「広いコースが合う」松永幹夫師期待の良血馬が2戦目の出世レースで才能開花させる

良血デルアヴァーが出世レースに臨む
良血デルアヴァーが出世レースに臨む

◆第29回東スポ杯2歳S・G2(11月16日、東京・芝1800メートル)

 第29回東京スポーツ杯2歳S・G2(16日、東京)に、05年天皇賞・秋の勝ち馬のヘヴンリーロマンスを祖母に持つデルアヴァーが照準を定めてきた。6月末に福島・芝1800メートルで新馬勝ち。1000メートル通過が62秒6のスローを、大外から力強い脚で差し切った。松永幹調教師は「内容は良かったです。不器用ではないけど、エンジンのかかりが遅いので、広いコースが合うと思う」とワクワクした表情を見せる。

 10月1日に帰厩し、先週まで栗東・CWコースで追い切りを5本消化。前回より中身の濃い調教をこなしてきた。指揮官は「この中間、2回しっかり練習しましたが、速い方ではない」と課題のゲートについて指摘するが、成長度や能力でカバーできるはず。「体重もそうですが、ひと回り大きくなりました。いい馬ですよ。ダートも走るかもしれませんが、芝でしょう。楽しみです」とトレーナーは分析する。

 母アムールブリエはダートの交流重賞を6勝したが、父に芝でG110勝の世界的名馬フランケルを持ち、2戦目の出世レースで才能を開花させる。(玉木 宏征)

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