◆第76回阪神JF・G1(12月8日、京都・芝1600メートル)
牝馬限定となった91年以降、初めて淀で行われた2歳女王決定戦に牝馬18頭が出走し、5番人気のアルマヴェローチェ(栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)がG1初制覇を決めた。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が8日に自身のX(旧ツイッター)でレース分析をポストした。
2歳女王に輝いたアルマヴェローチェは5番人気だった。安藤氏は「良馬場のマイル戦で軽視しとった。初戦逃げて、前走が出遅れからのイン差しで、今回は大外一気やからね。一頭抜けたくらいの勝ち方で、間違いなく牝馬クラシックの中心」と称賛した。
外から勝ち馬と一緒に伸びてきた2着馬ビップデイジーについても「競馬が上手い。このワンツーは距離延びてからも楽しみ」と来春の牝馬クラシック戦線でも目が離せない様子だ。
1番人気に支持されたブラウンラチェットは長距離輸送が影響したか、馬体重が12キロ減。惨敗の16着という結果に「馬体減やな」と指摘していた。