京都11R・阪神ジュベナイルフィリーズ・G1・馬トク激走馬=ダンツエラン
ファンタジーSを勝った後も順当に上昇曲線を描くロードカナロア産駒。フットワークが繊細なだけに、前走の不良馬場はベストとはいえない条件だったが、しぶとく脚を伸ばし、激戦を鼻差で制した。勝負根性も確かで、ゴール前でもつれる展開でも抜け出してきそうなイメージがわく。
栗東・CWコースの最終追いでは序盤からリズムよく駆け、直線強く追われることなく、ラスト1ハロン11秒1。抜群の切れ味で伸び切り、状態は前走から確実に一段上がった印象だ。
団野騎手も「器用で、どんなレースもできる」とセンスの良さを称賛。3番枠から荒れた内めを避けて運びたいところだが自在性を生かせば不安は少ない。「馬っぷり、バネがいい」と本田調教師。人気馬がさまざまな不安を抱える中、G1制覇へ、この馬は一片の曇りもない状態で臨めるアドバンテージは大きい。