12年から7年連続でリーディングサイアーに輝いている種牡馬のディープインパクト(牡17歳)が、種付けを中止していることが2日までに分かった。
同馬は今年、20数頭に種付けを行ったが、3月に首の痛みを訴えたため中止。同月末に試験交配を行ったが、歩様がおぼつかない面が見られ、種付けを行ううえで危険が伴うことから今期の休養を決定し、根本治療に専念することになった。
同馬がけい養されている社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「首の痛みに起因していると思います。下りたり乗ったりするうえで危なかったりする。原因を追究して来年に備えます」と説明した。
また、同ステーションにけい養されているロードカナロア(牡11歳)は3月半ばに腹痛のため、キタサンブラック(牡7歳)も膝に外傷を負ったため種付けを一時中止したが、どちらも1週間ほどで復帰した。なお、一時代を築いたキングカメハメハ(牡18歳)は加齢による免疫低下のため、昨年後半から種付けを行っていない。