9月8日の中京4R・2歳新馬(芝1200メートル=7頭立て)は単勝1・6倍の圧倒的1番人気だったパンジャタワー(牡、栗東・橋口慎介厩舎、父タワーオブロンドン)が好位から押し切り、デビューVを飾った。勝ち時計は1分9秒7(良)。
発馬でダッシュがつかなかったが、道中で徐々に位置を押し上げる形で好位追走。馬群の外を回りつつ、4角からは3番人気だったタガノアンファン(牡、栗東・石坂公一厩舎、父レッドベルジュール)と併せ馬の形になったが、最後はねじ伏せるように前へ。半馬身差をつけ、先頭でゴールを駆け抜けた。
新種牡馬のタワーオブロンドン産駒は、これで6頭目の勝ち上がり。騎乗した松山弘平騎手は「1200メートルの少頭数の内枠で、あまりいい枠ではないと思っていました。スタートを出られずに後手を踏んで、そこを能力でカバーして、押し切ってくれた。着差以上に強かったです。1回使って、良くなってくれると思います」と振り返っていた。今後は未定。