◆第98回凱旋門賞・仏G1(10月6日・芝2400メートル、パリロンシャン競馬場)
ソフトライトで電撃参戦が決まった武豊が、抑えきれない高揚感を明かした。「日本をたつ直前にチラッと話があって。凱旋門賞に乗れるだけでもうれしい」
1日朝は仏ドーヴィルで、同馬を管理するルジェ厩舎の調教に参加。凱旋門賞当日のG1・ジャン・リュック・ラガルデール賞で騎乗するヘルタースケルター(牡2歳)の感触を確かめながら、目の前を走るソフトライトをチェックした。「乗りやすそうな馬。(前任者の)クリスチャン(デムーロ)は『緩い馬場がいい』と言っていた。その辺で何とか少しでも」。07年仏ダービー馬ローマンも所有したオーナーとは面識がないそうだが「日本の流れと逆というか、外国馬に日本人が乗る。面白いんじゃないですか」と意欲を示した。
前記2頭に加え、G1・オペラ賞を予定するコム(牝3歳)、マルセルブーサック賞に臨むディープインパクト産駒のサヴァラン(牝2歳)と4頭の外国馬とコンビを組む。「ヘルタースケルターは調教の動きが良かったので楽しみ。コムはディアヌ賞(2着)でいいレースをしていたし、チャンスはある。サヴァランは凱旋門賞当日にディープの子でG1に出られるのはうれしい。いい結果を出したい」。武豊がロンシャンウィークエンドを熱くする。