
◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル)=4月15日、栗東トレセン
若葉Sを制したジョバンニ(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)が良化気配を漂わせている。全休明けのこの日は坂路を67秒8―16秒2でキャンター。シャープなフットワークで駆け上がった。「若葉ステークスの後、良くなっています」と杉山晴調教師も目を細めた。
デビュー戦勝利後は野路菊S、京都2歳S、ホープフルSと3戦連続2着が続いていただけに、前走で4走ぶりに勝利。“勝ち癖”がついたのは大きい。「二の脚がついて、(先行して)スムーズな競馬で勝つことができたのは収穫。前哨戦の意味合いで、いい負荷もかかった」と前走内容を評価。「胸を借りる立場なので気楽にいきたい」。リーディングトップを走るトレーナーの自然体が逆に不気味だ。