
◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル)=15日、美浦トレセン
報知杯弥生賞ディープインパクト記念で3着に入り、皐月賞の優先出走権を獲得したアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)は、Wコースで5ハロン91秒6のキャンター後、坂路に向かって4ハロン63秒5―15秒2。
田中博康調教師は「前走は結果として3着だったが、課題がたくさんある中で、この馬の能力を図ることができた。ポテンシャルの高さを確認できた」と、左右のバランスなど緩さが残る状態での好走を評価した。
コーナリングに課題があるだけに基本的には東京のような広いコースがベスト。指揮官は「ここで結果を出したいと思ってやっているし、適性からもダービーに行きたいと思わせる」と先につながる走りを期待する。
「オーナーと私の夢」と凱旋門賞・仏G1(10月5日、パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)への予備登録を済ませたことも明かした。