昨年12月の朝日杯FSを制したグレナディアガーズ(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎、父フランケル)がファルコンS・G3(20日、中京・芝1400メートル)で始動する。
11日の1週前追い切りは川田将雅騎手が騎乗して、栗東・CWコースで併せ馬。ヴァリアメンテ(3歳1勝クラス)を4馬身追走すると、6ハロン81秒6―11秒9で半馬身先着と負荷をかけてきた。片山助手は「早くからここが目標。放牧から帰ってきても元気はいいですが、その中でも落ち着きは見せていて、雰囲気としては良好です」と予定通りの調整を伝える。
右回り、マイルだった前走(朝日杯FS)は、7番人気ながらハイペースを好位で折り合ってレコード勝ち。「じっくり脚をためるというより、前の位置につけて自分でペースを作っていっていいタイプなので、1400メートルも合っているでしょう。左回りも経験しているので」と、同助手に特に不安はない様子。当日、この血統特有の気難しさを出さずに臨めれば、結果はついてくるはずだ。