
◆第71回スプリングS・G2(3月20日、中山・芝1800メートル、稍重)
皐月賞トライアルは3歳牡馬13頭立てで争われ、5番人気のビーアストニッシド(栗東・飯田雄三厩舎、父アメリカンペイトリオット)が岩田康誠騎手を背に逃げ切り、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分48秒4。
2番人気のアライバル(クリストフ・ルメール騎手)が鼻差の2着、6番人気のサトノヘリオス(岩田望来騎手)がさらに1馬身1/4差の3着に続いた。上位3頭が皐月賞(4月17日、中山)の優先出走権を得た。
1番人気のアサヒ(田辺裕信騎手)は11着に敗れた。
丸山騎手(エンギダルマ=4着)「一瞬伸びかけたけど最後は脚いろが一緒になってしまった。まだしっかりしていなくて馬場も得意じゃないなかでも頑張ってくれた」
戸崎騎手(ディオ=5着)「レースが上手で流れに乗ってリズム良く運べました。追い出してからがジリジリ伸びてまだ体に緩さもあるので現状ではワンターンの方がいいのかも」
福永騎手(アルナシーム=7着)「ゲートもスムーズで完璧だった。満を持して外に持ち出したけど弾けなかった。ゲート練習をしながらのレースだったし、敗因が分からない」
大野騎手(サノラキ=8着)「ダートで勝っている馬ですが芝でもやれそうです」
Mデムーロ騎手(オウケンボルト=9着)「ゲートの中で馬に行く気があったけど待たされて遅れてしまった。前に行かないとだめな馬なので最後はジリっぽくなってしまった」
西村調教師(ソリタリオ=10着)「(横山)武史は進んで行かなかったと言っていた。馬の状態は良かったけど馬場なのか右回りなのか敗因は分からない」
三浦騎手(グランドライン=12着)「ゲートを上手に出て競馬ができました。のめっていたので最後伸びきれなかった。跳びが大きいのでもう少しきれいな馬場の方がいいですね」
田中勝騎手(トーセンヴァンノ=13着)「位置取りは悪くなかったけど動きたいところで反応しきれなかった」