【天皇賞・秋】ダノンベルーガが美浦・Wコースでラスト1ハロンこの日最速の11秒2

Wコースで追い切ったダノンベルーガ(右)(カメラ・池内 雅彦)
Wコースで追い切ったダノンベルーガ(右)(カメラ・池内 雅彦)

◆第166回天皇賞・秋・G1(10月30日、東京・芝2000メートル)1週前追い切り=10月20日、美浦トレセン

 日本ダービー4着のダノンベルーガ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)が絶好の動きを見せ、初のG1タイトル獲得へ弾みをつけた。B(ダート)コースで入念に準備運動した後、Wコースに入り、サイルーン(3歳1勝クラス)を2馬身追走。直線では馬場の中央よりやや内に入り、外でいっぱいに追った僚馬と馬体を併せて鋭い動き。5ハロン63秒8―11秒2と脚を高速回転し、併入した。ラスト1ハロンの11秒2はこの日の美浦・Wコースで時計を計測した178頭で最速となった。

 春は共同通信杯を勝ち、牡馬3冠レースの初戦、皐月賞・G1では2番人気で4着、続く日本ダービー・G1は1番人気で4着に終わった。秋の始動戦で十分に巻き返せるほどの迫力を備え、しっかりと態勢を整えた。

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