パワー配合ジャスリー、他馬、砂を気にしつつの完勝 戸崎騎手絶賛「いい走り」…2歳新馬評価

ジャスリー(右)
ジャスリー(右)

 東京、阪神、新潟の3場で、土曜、日曜合計11鞍。外厩別では、好調が続いていた山元TCが一気に爆発。4勝を挙げた。吉澤ステーブルEAST、吉澤ステーブルWESTが1勝ずつを加算した。

【10月22日・東京6R、2歳新馬、ダート1600メートル、良馬場=16頭立て】

◆ジャスリー(牡、美浦・田島俊明厩舎、父ルーラーシップ、母オールドパサデナ、母の父エンパイアメーカー)518キロ、馬主=越村洋子、生産牧場=社台ファーム

【血統】エンパイアメーカー産駒の母のオールドパサデナは、5勝を挙げ、ダートオープンまで上り詰めた。

【レースVTR】行き脚がつかずに道中は10番手。キックバックを嫌がって頭を上げるシーンもあったが、徐々に馬群の外めにリードし、直線大外に持ち出すと、息の長い脚を使って2着馬のロードストレーザに1馬身差をつけた。勝ち時計は1分40秒4。

【コメント】戸崎圭太騎手「追い切りから、いいフットワークをしていて、どこまで走れるかなと思っていましたが、いい走りをしてくれました。砂をかぶったり、他馬を気にしたりしたが、そういうところを覚えてくれたら楽しみです」

【将来性】★★★  ※田島調教師は「(母の)オールドパサデナがダートで活躍していた馬なので、ダートから使いました。調教時計が出ていなかったが、従順な馬で、乗り役も『能力がありそうで大丈夫』と言っていた。この馬のいいところを競馬で出せてよかった」とコメント。

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

シリアルノヴェル ◇22日東京5R芝2000(山元TC)

ジャスリー    ◇22日東京6Rダ1600(山元TC)

バリアントバイオ ◇22日阪神3Rダ1800(吉澤ステーブルWEST)

サザーランド   ◇22日阪神4R芝1400(下河辺牧場)

シングザットソン ◇22日阪神5R芝1600(山元TC)

キョウエイブリッサ◇23日東京3Rダ1400(高橋TC)

フォーカルフラワー◇23日東京4R芝1400(社台ファーム)

ガストリック   ◇23日東京5R芝1800(大山ヒルズ)

タカネノハナコサン◇23日阪神4Rダ1200(優楽ステーブル)

ドクタードリトル ◇23日阪神5R芝1800(山元TC)

バンブーグローブ ◇23日新潟5Rダ1800(吉澤ステーブルEAST)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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