◆第29回香港ヴァーズ・G1(12月11日、シャティン競馬場・芝2400メートル=良)
日本を含む5つの国と地域に拠点を置くトップホース10頭が出走して争われ、日本のウインマリリン(牝5歳、美浦・手塚貴久厩舎、父スクリーンヒーロー)がダミアン・レーン騎手に導かれ、G1初制覇を海外初出走で飾った。
勝ち時計は2分27秒53。
1馬身半差の2着はフランスのボタニク(ウィリアム・ビュイック騎手)。1馬身3/4差の3着が日本のグローリーヴェイズ(ジョアン・モレイラ騎手)だった。同馬の陣営は当初から今回をラストランとすることを表明していたが、連覇&3度目Vで有終の美を飾れなかった。
手塚貴久調教師(ウインマリリン=1着)「騎手はまさに神騎乗でした。素晴らしいなと思う。レースも前でと作戦を練っていたが、結果的に後ろからすごい脚をつかってくれた。たいした騎手だと思っています。想定外でしたが、今後に向けて幅が広がりましたね。1番大事な時に体調が良くなくて、いい状態じゃないなかで使うことになってしまって馬には申し訳ないと思っていました。G1を勝てる馬だとずっと思っていたので勝てて良かったです。5歳なのでまだまだ可能性があるんじゃないかな」