【有馬記念】ジャパンC覇者のヴェラアズール、好調キープ 3連勝中の勢いでG1連勝にチャレンジ

ヴェラアズールはジャパンC時の出来をキープ
ヴェラアズールはジャパンC時の出来をキープ

◆有馬記念追い切り(21日、栗東トレセン)

 ヴェラアズールが好調を維持して、G1連勝にチャレンジする。最終追い切りは、前走時同様に野元助手が騎乗し、栗東・CWコースを単走で6ハロン83秒8―11秒5。気負いや、テンションが上がることもなく、リラックスして駆けた。前走のジャパンC時の1週前追い切りが79秒9で、当週は81秒8。今回は1週前が83秒1、当週は83秒8だが、中3週で輸送もあり、これだけやれれば十分だろう。

 今年初戦はまだ2勝クラスで、ダート1800メートルで7着に敗れていた。3月に初めて芝を使われるといきなり結果を出し、3勝クラスも3戦で卒業。渡辺調教師は「体質が強化され、折り合いもつくようになって色々かみ合いました」と振り返る。夏を越して太く映るほど腹袋もしっかりし、3連勝中と勢いは一番。ダートで走っていたほどで、今の時期の少し力がいる中山の馬場も歓迎だ。

 コース替わりに関しては吉と出るとみている。追い切りはいつも、直線で何度も手前を替えるが、指揮官も「悪いことではない。替えられるボディーバランスがある」と指摘。ジャパンCも直線で満足に追えるスペースがなく、馬群を縫うようにして伸びてきた。ゴチャつきやすい中山の方が器用さを生かせて、闘争心にも火がつきそう。そんなセールスポイントを生かすためにも、是が非でも内枠が欲しいところだ。(玉木 宏征)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル