【有馬記念】イクイノックスがWコースで迫力満点に最先着 木村調教師「うまくいった感じでした」

3頭併せで追われたイクイノックス(中)(カメラ・池内 雅彦)
3頭併せで追われたイクイノックス(中)(カメラ・池内 雅彦)

◆第67回有馬記念・G1(12月25日、中山競馬場・芝2500メートル)=12月21日、美浦トレセン

 前走の天皇賞・秋でG1初制覇を果たしたイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が、Wコースでダイナミックな動きを見せた。内ハーメティキスト(6歳障害未勝利)、外ゴールデンシロップ(4歳オープン)との3頭併せの真ん中で、それぞれ約2馬身間隔からスタート。道中はリズムよく運び、直線では迫力あふれるフットワークで抜け出し、5ハロン67秒2―11秒4の馬なりで楽に最先着した。

 木村調教師は「予定通り、うまくいった感じでした。併せ馬をやらせてもらったが、道中で力むことなく、馬の後ろでリラックスして我慢できて、最後のゴーサインを出した時にしっかりと反応して、能動的に動いてくれるか、という狙いが根底にはありました」と合格点を与えた。歴戦の古馬が相手となるグランプリへ、満足のいく調整を進めている。

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