◆第67回有馬記念・G1(12月25日、中山・芝2500メートル)
「お尻探偵」リターンズだ! 暮れの大一番、第67回有馬記念・G1(25日、中山)の馬体診断に、競走馬のお尻にこだわりを持って取材し、現在は地方競馬を担当する志賀浩子記者が特別参戦した。
お尻探偵「HEY、Siri(尻)。有馬記念を勝てそうな、い~いお尻を教えて!」
Siri「ご自分で探してください」
………、冷たいなぁ。では、お尻探偵、久々に出動ですぞ~。
ふむふむ、においますなぁ。このディープボンドの“みっちり”したお尻。凱旋門賞から有馬記念というのは、昨年と同じローテーション。もちろん、昨年も良かったですよ。でも今年は、ひと絞りされてより引き締まりましたね。筋肉のラインがしっかりして、身が入った美尻になっています。走るたびに、グッと盛り上がる筋肉。いいですね~。お尻探偵、イチ押しです。
さてさて、お次はどのお尻をチェックしようか。あっ、全然違う! これ、エフフォーリアよね? 無念の6着だった宝塚記念の時は、やや体全体のラインがハッキリしない感じがしましたが、お休みを取った効果がヒップに出ましたよ。ふっくらして、さらに腰の辺りの流れがくっきり。力強さマシマシです。その証拠に、1週前追い切りでは3頭併せの真ん中を進みグングン加速。ラスト1ハロン11秒4で、パートナーとなった2頭に半馬身先着。スピードアップする時に、弓を引き絞るような、本来の躍動感が戻っています。
こちらは、違うタイプの良尻(りょうけつ、とお読みください)。春はスラッとした手脚の長い、モデル体形だったイクイノックス。夏を越して、プクッと中からの膨らみが感じられる、張りのあるお尻に進化しました。それでいて、しなやかさはキープ。毛ヅヤもピカピカです。調子の良さって、お肌に出るのよね。
甲乙つけがたい、好お尻。グランプリお尻になるのか。ケツ着がつくのは25日のクリスマスですぞ~。