◆第91回日本ダービー・G1(5月26日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月19日、栗東トレセン
皐月賞9着からの巻き返しを狙うサンライズジパング(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎、父キズナ)は坂路で徐々に加速し、全体こそ59秒2だったが、最後は13秒1でまとめた。
「動きはいいですね。今回の方が皐月賞より順調です」と音無調教師。皐月賞は右後肢の歩様の乱れにより、前哨戦の報知杯弥生賞を回避したため、若駒Sからぶっつけでの一戦になった。今回は1週前追い切りでCWコースに入れるなど意欲的な調整を行っている。「前回は最終追いであごを突き出して走っていた。疲れていたかもしれない。今回はそんなこともなかった」。そう説明する音無調教師は来年2月末で定年引退する。ラストダービーで存在感を示したい。