【京都11R・高瀬川ステークス】◉ケイアイアニラは2走前の夙川特別で2着馬に4馬身差をつける快勝が評価され、昇級初戦となった前走の天満橋Sでも1番人気に推されていた。しかし、間隔が空いていたこともあったのか、いつもよりも行き脚が着かず、位置を下げてのレースに。直線でも反応が鈍く4着に敗れたが、初勝利時も初戦11着→2戦目で1着だったことを考えれば、叩き良化タイプと割り切れる。
最終追いでは初コンビとなる鮫島駿が騎乗し、栗東・坂路で力強い動きを披露した。吉岡厩舎流で時計は55秒4―12秒9と控えめだったが、一度使った効果は大きく、馬体も引き締まっている。前走のように馬群に入れずに、外目で流れに乗れれば巻き返しが濃厚だ。トップハンデタイの57キロでも、期待したい。
相手はまず、このクラスで〈3〉〈2〉〈2〉着と好走を続けているエルゲルージを。特に1400メートルのここ2戦の方が、いい競馬ができている。前走が圧巻の強さだったカセノミオも乗り込んで態勢は整っており、54キロのハンデならいきなり通用していい。