◆第37回ファルコンS・G3(3月18日、中京・芝1400メートル)
カルロヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父シルバーステート)が世代屈指のスピードを見せつける。武豊騎手と新コンビで重賞初挑戦Vに挑戦。さらなる大舞台に向け、ここは結果が求められる一戦だ。
「今は折り合いなどを勉強している段階。そのなかでも強い勝ち方だったね」と、須貝調教師も目を細めたのは前走の白梅賞。逃げてラスト3ハロンもメンバー最速の34秒2と他馬に付け入る隙を与えず。勝ち時計の1分33秒3は、同開催のシンザン記念(ライトクオンタム)を0秒4上回る優秀なタイムだった。2走前の野路菊賞は、ソエの影響もあり、7着に敗れたが再度、能力の高さを証明。デビュー以来、最短の1400メートル戦になるが、折り合い面からも距離短縮は問題なし。重賞も一気に突破する。