IFHA(国際競馬統括機関連盟)が13日、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」を発表した。ドバイ・シーマクラシックを快勝したイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)がレーティング129で世界NO1ホースに選出された。日本馬がトップに選出されたのは、2016年の仏G1・イスパーン賞圧勝で129ポンドを与えられたエイシンヒカリ以来となる7年ぶり。今回は今年1月1日から4月9日までの世界の主要レースが対象で、レーティング118(単位はポンド)以上の32頭が掲載された。
イクイノックスは22年度のランキングでも、レーティング126で3歳馬の世界トップ(全体では3位)に選出されていたが、今回は初めて全体のトップにランクイン。評価対象となったドバイ・ シーマ クラシックでは、コースレコードの2分25秒65で英国のウエストオーバー(牡4歳、R.ベケット厩舎、父フランケル)に3馬身半差をつけた内容が評価された。惜しくも当ランキングが始まってから日本馬最高の値を出したジャスタウェイの130ポンド(2014年)には届かなかった。全体の2位には、香港の現役最強馬ゴールデンシックスティ(せん7歳、K.ルイ厩舎、父メダグリアドーロ)が125ポンドで続いている。
ランク付けされたレーティング118以上の日本馬は10頭。イクイノックス以外では、日経賞で復活Vを飾ったタイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎、父ドゥラメンテ)が124ポンドの3位、ドバイ・ワールドCを制したウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父オルフェ―ヴル)が122ポンドの6位でトップ10に日本馬3頭がランクインした。ほかはドウデュースとパンサラッサが12位タイの120ポンド、ダノンベルーガが18位タイの119ポンド、カフェファラオ、デルマソトガケ、ジオグリフ、ジャックドールが24位タイの118ポンドと続いている。