開幕です(栗東)

デルマアートマン
デルマアートマン

 こんにちは、山本です。今日は夜も遅めにスタートのパッチパチ。早速、行ってみましょうか♪

 さて、昨夜からすごかった。雨です。正直、すごかったのは今朝になってから。昨夜は会社を出た頃はポツポツと降り出し、家に着く頃に「あっ、本降りかな」と思った程度。とはいえ、今朝は別に暴風雨でもないのに、雨が壁に叩きつけるような音で目が覚め、それが一向に収まらない。大雨警報を告げるエリアメールの大きな音は頻繁に鳴り響き、少しだけ外に出ると、家の前の水路からは水があふれ出ている状態で…。栗東で朝取材した記者も緊急で帰阪準備しているなんて話も聞くし…。

 正直、会社に行けるんかいな、と思っていました。ワタクシの移動手段はJR。会社勤務が増えてから、利用頻度が格段に増えているワケですが、ぶっちゃけ、事故などの運転見合わせなどの時間が非常に長い(気がします)。警報器の点検で数時間…、なんて聞くとイライラときたこともありました。だから、今回もすぐに運休かなと思っていたんです。ところが、今日は大雨の中で頑張っている。しかも、通常運転! もちろん、安全面をしっかりと確認されてのことでしょうし、良かった良かったと胸をなで下ろしながらの出勤。とはいえ、ビショビショでしたけどね。

 ということで、帰る頃にはやんでほしいなと思いつつ、そろそろ本題へ。いよいよ、始まりますね。今週から2歳戦です。春先、そうですね、3月上旬ぐらいからでしょうか、3か月近いPOG取材を積み重ねてきて、今からが「答え合わせ」の時期。やっぱり、本当のオーナーでもないのに、デビュー線には今でもドキドキするものですよ。その感覚は今でも変わりません。

 ということで、開幕戦は阪神5Rなんですが、5頭立てと少し寂しい頭数になってしまいました。中心は先週の更新でもお伝えした2頭でしょうかね。中でもテラメリタ(牝、父ブリックスアンドモルタル、母テラノヴァ)に関しては、今週も須貝調教師に少しだけ話をすることができました。「まだまだ、これからの馬だとは思うよ。ただ、(管理していた)お母さんより走りが軽いし、バランスもすごくいいからね。時計も出そうと思えば、まだ出せるし」と手応えを感じている様子。新種牡馬の父に開幕星を送れるのか。弾みのつくような走りを期待です。須貝調教師とは他の2歳馬についても話をしましたので、明日しっかり書きたいと思います。

 ここには友道厩舎のデルマアートマン(牡、父オルフェーヴル、母オータムフラワー)も出走。正直、先週の更新でもお伝えした通り、先週までは少し慎重な面を感じていた友道調教師ですが、「今週の動きは良かったよ」と上昇度を感じているとのこと。ただ、現状では追ってからの反応に良化の余地があるのも事実で、「前、前で競馬した方がよさそうなのを、ジョッキーも分かってくれているんじゃないかな」と話していました。

 あとは東京5Rにキュン水納記者の隠し玉でもあるブシン(牡、父Into Mischief、母Flawless)が出走します。実はこの馬、日曜の阪神5Rに出走するプランがあって、1週前追い切りに騎乗していた岩田康Jに感触を聞いていたんですよ。「走ると思うよ。乗りやすくて、素直な馬です」と説明してくれました。ケンタッキーダービー馬のオーセンティックの全弟ということで、阪神の場合の芝1400メートルへの適性を聞いたところで、「しまいまでしっかりしているし、芝も問題ないと思う」というジャッジでした。いい感触を持っているな、という感じだっただけに、岩田康Jとのコンビで見たかったですけどね。

 さて、水納記者で思い出しましたが、ここから話は友道厩舎に戻ります。まずは書こう、書こうと思って、すっかり忘れていた話なんですが、ダービー前のこと。実はトレセンに行く前にYouTubeドラフトで水納記者がベトルス(牡、父ハーツクライ、母エスキモーキセス)を指名した、とセンセイにご報告。すると、どうやら数日前に北海道へ見に行ってきたようで、「良くなっていたよ」と笑顔で教えてくれました。ワタクシの感触では、かなりいい感じで成長しているんじゃないかな、という雰囲気が伝わりましたね。水納記者が当ブログを見ているなら、教えといてあげます。まぁ、見てなくてもいいんだけど…。

 そして、先月31日に栗東へ帰ってきたのが、これまた水納記者指名のルージュスタニング(牝、父Into Mischief、母ボインビューティー)。こちらは7月2日の中京芝マイルでデビューすることが発表されましたね。中京の最初の方で「芝から使いたい」ということも聞いていましたので、予定通りの初陣と言えるのではないでしょうか。あと、同じ時期に栗東に入っていた良血馬のエヴァンスウィート(牝、父スワーヴリチャード、母ハルーワスウィート)は7月22日の中京芝マイルあたりを目標にしているとのことで、こちらも牧場で順調に調整できているようです。

 そして、最後に全兄にダノンザタイガーを持つフレミングフープ(牝、父ハーツクライ、母シーズアタイガー)。こちらは予定通りなら、今週の函館に入ってくるようです。夏のデビューかなと思って聞いてみると、「いや、秋になるんじゃないかな」とのこと。こちらは成長を促しつつ、初陣の時を待つようです。

 ということで、ネット限定選「厳選馬」ですが、阪神5Rの1テラメリタにします。カズヴィトシャも動いていますが、時計以上によく見える動きに初陣Vの期待です。続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

阪神1R・7リアルエッジ(「気性的に幼い面がどうかですが、能力的にやれるのは分かっているし、(状態も)整っています」と生野助手)

阪神4R・10ゴートゥファースト(初戦がいかにも幼さを感じる走り。最後に伸びたように素質は十分)

東京11R・3サンライズラポール(徐々に位置を下げた前走は消化不良。条件好転・脚抜きのいい馬場も合う)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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