こんばんは、坂本です。今日も美浦トレセンからお届けしています。ちょっと慌ただしいので、いきなり本題へいきます。
今日は鹿戸厩舎です。今週は2歳勢の動きが活発ですね。デビュー2戦目の東京で勝ち上がったソーダーンライト(牝、父Too Dern Hot、母Leafhopper)は、今週の中京で行われる紅梅Sにスタンバイしています。逃げ切り勝ちの前走に引き続き、7ハロン戦となります。鹿戸調教師は「ちょっと折り合いの難しい馬で、前走は落ち着いて走れてよかった。これも、もう少し気持ちも体もしっかりしてくれればと思いますが、いいものはもっている」と、評価しています。試金石の一戦となりそうですね。
12月の中山で初勝利を挙げたコムユンプリュム(牝、父ブリックスアンドモルタル、母コム)は、今週の中山の菜の花賞に出走します。同じ舞台を経験しており、鹿戸調教師は「前回は力通りの競馬をしてくれた。まだちょっと子供っぽいところはあって、そのへんは課題だが、引き続き状態はいい」と、期待が伝わってきました。
1月6日の中山・1勝クラスで6着に終わったサトノラポール(牡、父サートゥルナーリア、母サトノユリア)は、内田博幸騎手でセントポーリア賞(2月2日、東京)へ向かいます。鹿戸師は「気の悪いところを出して、内にもたれてしまった。広いコースで改めて」と、巻き返しを期します。
前走の東京スポーツ杯2歳S(9着)以来となるニシノイストワール(牡、父キズナ、母ドリームアンドホープ)は、若竹賞(1月26日、中山)で久々の復帰戦となります。美浦・Wコースでの1週前追い切りは、5ハロン72秒1―12秒7の馬なりで僚馬に先着しています。指揮官は「変わりなくきている。元気いっぱいです」と、雰囲気を感じています。
同じく来週を予定しているピックデムッシュ(牡、父レイデオロ、母サンティール)は、1月26日の中山・未勝利戦(芝2200M)で初勝利を目指します。デビューから2戦連続2着で、今度こそ惜敗続きに終止符を打ちたいところです。鹿戸師は「順調にきています。力を出してくれれば」と、意気込みます。また11月の福島で新馬勝ちしたヒットミー(牝、父シニスターミニスター、母スリーアロー)は、1月25日の中山・1勝クラス(ダート1800M)に戸崎圭太騎手で予定しています。
前走で初白星を挙げたバタール(牡、父ナダル、母アデレードヒル)は、2月1日の東京・1勝クラス(ダート1600M)に向かいます。気難しい面が課題ですが、鹿戸調教師は「集中してくれれば。力はあるんだろうけれどもね。でも、ケイコはだいぶ真面目になってきたよ」と、手応えも口にしていました。昨年は初年度産駒がダートで大ブレイクしており、やはり気になる一頭です。
そしてPOG的に注目の一頭が久々に帰ってきています。7月の福島でのデビュー戦は5着で、その後は北海道で成長を促していたマックスキュー(牡、父サートゥルナーリア、母イストワールファム)が、1月11日に帰厩しています。4代母にベガ、近親にハープスターがいる良血馬です。まだ現時点で次走は決まっていませんが、仕上がり具合を見ながら決めていくことになりそうです。鹿戸師は「いいですよ。体も500キロくらいになって、立派になりました。能力はありそう」と、期待度が伝わってきましたよ。
それでは今日のところはこのへんで。