【東京5R・2歳新馬】注目の良血馬ボンドガールが快勝 手塚調教師「今のところ注文ない」

デビュー勝ちを飾ったレーン騎手騎乗のボンドガール(手前)
デビュー勝ちを飾ったレーン騎手騎乗のボンドガール(手前)

 6月4日の東京5R・2歳新馬戦(芝1600メートル=11頭立て)は、2番人気のボンドガール(牝、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)が、直線で堂々と抜け出して快勝した。今年のドバイ・ターフで2着に好走したダノンベルーガの半妹という血統。勝ち時計は1分34秒6(稍重)。

 初戦から期待が膨らむ走りだ。きっちりとスタートを決めて、道中は好位3番手をがっちりとキープした。直線では前の2頭を射程圏にとらえながら、余裕を持って外へ持ち出すと、鞍上のゴーサインに応えて加速。最後は先に抜け出していた1番人気のチェルヴィニアをかわして、3/4馬身差をつけた。新馬戦らしいスローペースの流れだったが、ヨーイドンの競馬で上がり最速33秒0の切れ味を発揮してみせた。

 レーン騎手は「新馬とは思えないようなプロフェッショナルな感じで落ち着いていた。スタートを切ってリズム良く運んで、直線でスペースができるまで時間がかかったが、スペースができてから素晴らしい瞬発力を見せてくれました。新馬とは思えないセンスの良さ」と、褒めちぎった。

 デビュー前から期待していた手塚調教師は、勝利にホッとした笑顔だ。「内容はよかったです。逃げないで勝てたのはよかったし、2着馬に切れ負けしませんでしたからね。今のところ注文ない。楽しみですね」と、声を弾ませて振り返った。

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