【ラジオNIKKEI賞・山下の特注馬】前走で脚を余したアグラシアド 立ち回りのうまさで高配当の使者に

アグラシアド
アグラシアド

◆第72回ラジオNIKKEI賞・G3(7月2日、福島・芝1800メートル・ハンデ)

 25日の宝塚記念はイクイノックスの快勝で幕を閉じたが、今週からは福島・中京が開幕。夏競馬が本番を迎える。好素材がそろうラジオNIKKEI賞はアグラシアド(牝3歳、栗東・中村直也厩舎、父リアルスティール)を買ってみたい。

 前走のスイートピーSではうまく折り合ったものの、直線ではなかなか進路がみつからなかった。追えたのは正味、ラスト150メートルくらいだったか。それでも2着馬とは頭差で、まともなら勝ち馬とも際どかったのではないだろうか。

 22日には栗東・CWコースで併せ馬を行い、6ハロン82秒3―12秒6を馬なりでまとめており、仕上がりも上々だ。2走前のミモザ賞は不良馬場をこなして勝っているように、天候が不安定なこの時期にも対応できる。前走の勝ち馬も出てくる見込みだが、ハンデ戦で少しは斤量の恩恵もありそうで、人気的にもおいしい配当にありつけると考えている。ぜひ、注目してほしい一頭だ。(山下 優)

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